
が、結論から言うと、普通の一昔前の動物園で、あまりみるべきものはありません。敷地の広さが気になって期待していったのですが、殆どピクニックランドと言う感じで、動物園は隅っこの目立たない場所に設置されていました。展示のしかたもサーカスの見世物小屋風で、面白みにかけます。
いつもの採点基準で評価すると、
A.展示面積が十分広い → ×:展示エリアは狭い。特にオリの狭さが気になった。
B.展示動物の種類が多い → ×:150種類位なので、まあ普通
C.自然に近い形で生態観察できる → ×:個体展示が大半。家族や群れで暮らす動物を単体展示するのは、いかがなものか?
D.動物と直接触れ合えるしかけがある → ×:ふれあい広場はあるが、魅力的ではない。
E.無理のない(自然な)アトラクションが充実している → ×:フィーディングのみ。
F.かわいい、またはひょうきんな個体がいる → ×:行った時間帯が悪かったのか、暑かったからなのか、動きが殆どなかった。
G.そこに居る人間(スタッフまたはゲスト)を見ていても楽しい → ×:ピクニックランドは混んでいたが、動物園はがらがら。動物も普段人がこないのか、めずらしそうにこっちを見ている。スタッフに元気がないのが気になった。
と、全滅です。
展示で言うと、ゾウとキリンが合格で、あとは狭すぎます。

個体展示でさびしそうだったのが、1匹だけで閉じ込められたトラでした。

アライグマもガラスの向こうに1匹ずつ展示されており、さびしそうでした。ガラス越しぎりぎりのところまで寄ってきたのですが、そのまま自分の足元をじっと見つめて動きませんでした。

コアラは希少動物であるのと、飼育が難しいことから、群で飼うのはコストがかかるのでしょう。でも1匹だけの展示はさびしすぎます。

沖縄県にも動物園を、とか「沖縄の子供たちにも身近に動物を見れる場所を」という子供の教育の観点から設置されたのだと思いますし、立地も住宅地に囲まれており、あまり動物園を前面に出すと、うるさいとかきたないとか臭いとか言われてしまいます。また、入場者もあまり多くなさそうで、経営も厳しいのではと推察してしまいます。
スタッフの方もいろいろと苦労が耐えないとは思いますが、狭いところに押し込められた動物たちもかわいそうだと思いますので、展示点数を減らす代わりに見せ方を工夫する、展示場所も敷地の中央部に近づける、どこにでもいる動物や暑さに弱い個体を無理して展示しない、などを考えていただけると、良くなると思いました。シンガポールなどを参考に、沖縄ならではの動物園をめざしていただきたいと思います。

